●305　夏は逝く　なつはゆく　〇みどりふかきもりのこずえに

　表題：夏は逝く！（夏はゆく）
　読み：なつはゆく

　収録：(A)中等教育唱歌集 山田源一郎著 共益商社 1907(M.40).8.25=初/1908(M.41).4.25=再版 ◎Copy=(K1)　※「夏は逝く！」
　　　　(B)球溪歌集「四季」 犬童信蔵著 音樂教育書出版協會 1936(S.11).11 ◎[A3-1],Copy=[Ka1]　※「夏はゆく」（目次は「夏は行く」）
　　　　(C)音樂新報第３巻９号 音樂新報社 1906(M.39).10 ◎Copy=(Z1)　※「夏は逝く！」

　記譜：(A)(B)単声（伴奏付き）　ヘ長調　6/8

　インチピット：ソ｜ドドレレ｜ミファ｜ソラソファミファ

　曲：不詳（十七世紀英国の曲）
　詞：犬童球渓　※1905(M.38)作詞

　※「四季」での表題は「夏はゆく」（目次は「夏は行く」）

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［詞］　※(A)中等教育唱歌集より

１．緑ふかき森のこずゑに　涼しき夏のしらべ高くも
　　歌ひしひびきを耳にのこして　何處（いづこ）のさとに汝（なれ）は行（ゆ）くか

２．門（かど）をめぐる清き小川に　妙なる夏のしらべ涼しく
　　かなでしひゞきを耳に殘して　何處（いづこ）のさとに汝（なれ）は行くか


［詞］　※(B)「四季」より　表題＝「夏はゆく」

１．緑深き森の梢（こずゑ）に　涼しき夏の調べ高くも
　　歌ひしひゞきを耳に殘して　いづこの里に汝（な）れは行（ゆ）くか

２．門（かど）をめぐる清き小川に　妙なる夏の調べ涼しく
　　奏でしひゞきを耳に殘して　いづこの里に汝（な）れは行くか

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